Benji Vaughan

ベンジー ヴォーン

ベンジー・ヴォーンは、20世紀初頭からエレクトロニック・ミュージック界に何かと波紋を広げてきたイギリス人アーティスト/プロデューサーだ。
まず手はじめにプロメテウス名義でダンスフロア向けのサイケデリックな傑作を作り始めた彼は、その進化を止めることがなかった。英国サイトランス界の生きる伝説となってしまったプロデューサー、サイモン・ポスフォード(シュポングル)とYounger Brotherというバンドを結成し、2003年から2014にかけてプログレッシブなエレクトロニック叙事詩とも言える4枚のアルバムを発表。心に刺さるメロディーとサイケデリックな世界観が融合した音世界は「エレクトロニック音楽界のピンクフロイド」とも形容され世界中にコアなファンを獲得。そして、2014年にはソロの傑作「Even Tundra」でより内省的なパーソナル・エレクトロニカという、ヴォーンが向かう新たな方向性を示唆。しかしリリース直後ベンジーは突如沈黙し、7年間もの長きに渡ってツアーも音楽リリースもなくファンは何が起こったのかわからないままニュースを待っていた。
そんなベンジーが、オーストラリア人プロデューサー、ガス・ティルのリミックスをお供にダウンテンポのニューシングル「Opera Girl」で2022年4月27日に復活する。5月25日にリリースされるコンピレーション「Chillpresso 3」からの第一弾先行シングルとなるこの記念的なリリースをハイポエスプレッソ・レコードのクルーはとても楽しみにしている。