カジヒデキ
2018.09.06
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WEB|カジヒデキ X 堀江博久|Mikiki

新作『秋のオリーブ』を9月5日にリリースしたカジヒデキ。
堀江博久との対談記事がMikikiに掲載中。

INTERVIEW
なぜカジヒデキはボーダーを着続けられるのか?
堀江博久と語る、51歳の瑞々しさと新EP『秋のオリーブ』

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/19015

インタヴュー・文 / 渡辺裕也 : 写真 / Yoshiaki Miura

カジヒデキから、50代になってからは初の新EP『秋のオリーブ』が届いた。このタイトルにも表れているように、本作は90年代に一世を風靡したファッション誌〈Olive〉をテーマとして掲げた一枚。アートワークに岡崎京子の作品「恋人たちⅡ」のイラストを使用し、かつて〈Olive〉誌の撮影を担当していた天日恵美子がブックレットを手がけるなど、まさにカジが抱える90年代カルチャーへの愛情がぎゅっと詰め込まれた作品だ。

そこで注目したいのが、オープニングを飾る“夏の終わりのセシルカット”と、表題曲“秋のオリーブ”だ。この2曲のプロデュース役を任されたのは、カジとはデュオ=DOTS+BORDERSとしても活動してきた90年代からの盟友、堀江博久。堀江はバック・バンドにおとぎ話の4人を指名。彼らの駆け抜けるようなアンサンブルは恋する瞬間を綴った爽やかなギター・ポップにほのかな揺らぎをもたらし、その〈Olive〉的詩世界にサイケデリックな感覚を加えている。そう、『秋のオリーブ』は懐かしき90年代カルチャーへの回顧作ではなく、むしろそのモチーフをとっかかりとして新たな音楽的挑戦に臨んだ野心作なのだ。

そして聞くところによれば、カジは本作を来るべきニュー・アルバムのステップとして位置付けているとのこと。そこで今回はカジと堀江による対談を敢行。すると堀江は、長年にわたってその活動を見続けてきたという彼ならではの、じつに斬新かつ的確なカジヒデキ論を展開してくれた。『秋のオリーブ』のガイドとしてはもちろん、この次の展開への期待が大いに高まる対話となったので、ぜひ最後までお楽しみいただきたい。


カジヒデキ『秋のオリーブ』【リリース情報】

カジヒデキ『秋のオリーブ』

2018.09.05 RELEASE
DDCB-12104 / 1,500 YEN+TAX
RELEASED BY BLUE BOYS CLUB | AWDR/LR2

01. 夏の終わりのセシルカット
02. 秋のオリーブ
03. きみはちから
04. 大好きな街 – My Fav City –
05. ピーキャン音頭


◆カジヒデキ | 秋のオリーブ (Official Music Video)
https://youtu.be/IC5zGJpydFs


◆カジヒデキ オフィシャルサイト ⇒ http://www.hidekikaji.net/