INCOGNITO featuring Natalie Duncan
2023.09.22
release

アシッド・ジャズ界のリビング・レジェンド=インコグニート、アルバムから先行シングル「Keep Me In The Dark」リリース。バンドを率いるブルーイが同曲の誕生秘話を語る。

INCOGNITOジャズ・ファンク&ソウルバンド、インコグニートの10月20日発売『Into You』収録曲から本日9月22日先行シングルとして「Keep Me In The Dark」が配信リリースされた。
インコグニート印のホーンズが抑えめに効いている生音ハウス調の爽やかグルーヴ曲に、ナタリー・ダンカンをフィーチャーしたこの先行配信曲の誕生秘話を、ブルーイが日本のファンに向け披露。


「キープ・ミー・イン・ザ・ダーク」誕生秘話

この曲は、私がリチャード・ブルに渡したグルーヴの礎のかけらとして始まり、ナタリー・ダンカンに豊かな音楽的フレイヴァーに満ちたインコグニートのシグニチャー・サウンドを提供し、ナタリーのトーン、声域、作詞を見失うことなく、インコグニート・ホーンや大胆なソロをフィーチャーすることを目的としていた。

タイのゴムの森の奥深くにある楽園のような庭にある私たちのスタジオで、リチャード、フランシス、と私はクリエイティヴ・インスピレーションを受け、夜通し歌詞とコーラスのメロディが頭の中で花開くなか、リチャードのグルーヴに満ちたデモに肉付けしていった、夜明けが待ち遠しかった!

翌朝、スタジオに戻ると、私はヴォーカル・ガイドを書いた。

ナタリーのロニー・スコッツ公演の曲間スピーチを聞いて、彼女は共感してくれると知っていた。私は詞を書こうともせず、ナタリーが歌に真実を吹き込み、パフォーマンスでそれを自分のものにすることに委ねた。

彼女の冒頭の台詞「わたしが100回お願いしても、あなたは1000回嘘を重ねた」から…
私は彼女の言葉で、私の心が既に知っていたことを確信した…私は間違っていなかった!

リチャード・ブルの素晴らしいキーボード・アレンジとフランシス・ヒルトンのドライヴ感溢れるベースラインのほか、キッコ・アロッタの滝のようなピアノ・ソロ、トレヴァー・マイアーズの高揚感あふれるブラス・アレンジ、チャーリー・アレンのソウルフルなエンディング・ギター・ソロも特筆に値する!

これで、少なくともこの曲については、もう「知らない」ままではいられなくなった!


INCOGNITO featuring Natalie Duncan【配信シングル】

INCOGNITO featuring Natalie Duncan(インコグニート フィーチャリング ナタリー・ダンカン)
『Keep Me In The Dark』(キープ・ミー・イン・ザ・ダーク)

2023/09/22 Release
https://ssm.lnk.to/KMITD


INCOGNITO【アルバム内容】

INCOGNITO(インコグニート)
『Into You』(イントゥ・ユー)

発売日:2023年10月20日
PECF-3282 / ¥2,970

[収録曲]
01. Keep Me In The Dark (Featuring Natalie Duncan)
02. Into You (Featuring Cherri V)
03. Nothing Makes Me Feel Better (Incognito in collaboration with Basile Petite & Drew Wynen)
04. Colourblind (Featuring Natalie Duncan)
05. Keep On Dancing (Featuring Cherri V)
06. The Lowrider <instrumental>
07. Reconcile The Pieces (Featuring Natalie Duncan & Tony Momrelle)
08. Stories Of Our Past (Featuring Cherri V)
09. Come To Me <instrumental>
10. Days Like These (Featuring Cherri V)
11. Close To Midnight (Featuring Max Beesley) <instrumental>
12. Make Me Change My Mind (Featuring Natalie Duncan)
13. 1993 (Featuring Chicco Allotta)
14. One Step (Featuring Natalie Duncan)
15. Tell Me Something (Featuring James Berkeley)
16. Back On The Beach (Featuring Bluey)


【プロフィール】

1981年に英[Ensign]から『ジャズ・ファンク』でアルバム・デビュー。1991年、ジャイルス・ピーターソンがA&Rを務めた[Talkin’ Loud]の第1号アーティストとして再ローンチ、サイド・エフェクト「オールウェイズ・ゼア」カヴァーはジョセリン・ブラウンをフィーチャーしデイヴィッド・モラレスがリミックス、世界中のクラブでスマッシュ・ヒット。この後はアルバムを発表する度にクラブ・ヒットを量産、<アシッド・ジャズ>ムーヴメントを代表する存在でいて数少ない現行形+大世帯ソウル&ジャズ・コレクティヴ。2019年までに18枚のスタジオ・アルバムを発表。ブルーイを筆頭にメンバーは大の親日家であり、コロナ禍の時期以外は2000年以降ほぼ毎年来日公演を行い、常に大盛況。日本人アーティストとのコラボ/プロデュースも今井美樹、布袋寅泰夫妻、さかいゆうなど枚挙に遑がない。