映画『石がある』
2024.07.11
media

王舟が音楽を担当する映画『石がある』9月6日(金)公開決定、ポスタービジュアル解禁。

映画『石がある』意味や目的から軽やかに抜けだす「現代のヴァカンス映画」。
世界に称賛された話題作が、満を持して劇場公開。
「途方もない無意味さに、なぜか心震えて」。

友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書きはじめた太田達成監督が、配給・公開の計画も立てぬまま、心から信頼する少人数のスタッフ・キャストと共につくりあげた映画『石がある』。
川で出会った二人が束の間の時をすごす素朴な筋書きながら、心情のなびきや偶然性の豊かさを見事に捉えた本作は、ベルリン国際映画祭を皮切りに世界10以上の国際映画祭から招待され、全州国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門グラ ンプリ受賞の快挙を果たした。さらに、ゴダール、トリュフォーらを生んだ仏映画誌『カイエ・デ ュ・シネマ』では日本映画として異例のレビュー枠を獲得したほか、韓国の映画誌『FILO』では20ページ以上の特集が掲載。
『aftersun/アフターサン』の撮影監督グレゴリー・オークは「とても美しく、とても感動的。これほどシンプルに奥行きを表現するのは、非常に難しいこと」と絶賛。
世界中の映画ファンからラブコールを浴びた。

監督の太田達成は東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事。
修了作品『ブンデスリーガ』は「PFF アワード」、スペイン 「FILMADRID」等に入選。
近年はスタッフとして『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)、『Oasis』(大川景子監督)、『SUPER HAPPY FOREVER』(五十嵐耕平監督)等にも参加している。
『石がある』は自身初の劇場公開作となる。
メインキャストは『彼方のうた』(杉田協士監督)、『PLASTIC』(宮崎大祐監督)など主演作が相次ぐ小川あんと、ドキュメンタリー映画『沈没家族』の監督としても知られ、演技未経験ながら主役に抜擢された加納土。
偶然訪れた郊外の町で思いがけない旅をする主人公と、主人公が川辺で出会う謎めいた男を、それぞれに好演した。
スタッフには『すべての夜を思いだす』監督の清原惟、『夜明けのすべて』編集の大川景子、『彼方のうた』音響の黄永昌などが参加。
音楽をシンガーソングライターの王舟が手がけている。

この度解禁されたポスタービジュアルのデザインを担当したのは、これまでに「ドラえもん」50周年ポスターや書籍『桃を煮るひと』(くどうれいん著、ミシマ社)などのデザインを手掛けてきたグラフィックデザイナー/アートディレクターの脇田あすか。
メインキャスト二人が川原で石積みするシーンを切り取り、写真の右上には「石」が配置され、背景には黄色い文字で英題「There is a Stone」を大きく表記。
シンプルかつインパクトのあるデザインに仕上がった。


【ストーリー】

旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた主人公(小川あん)は、川辺で水切りをしている男(加納土)と出会う。相手との距離を慎重に測っていたが、いつしか二人は上流へ向かって歩きだしていた――


【海外レビュー】

とても美しく、とても感動的でした。
これほどシンプルに奥行きを表現するのは、非常に難しいことだと思います。
重みがあり、クールなこの映画は、まるで石のようでした。
『aftersun/アフターサン』撮影/グレゴリー・オーク

この映画は、レジャーの探求であり、無目的への賛辞であり、非生産性と偶然の出会いの賞賛であり、これらすべてが組み合わさって私たちをひきつけてやまないのです。
『ベルリン国際映画祭』フォーラム部門・元責任者/クリスティアナ・ノルド

『石がある』は太田達成を注目すべき人物として静かに知らしめている。
Screen Daily


【映画祭】

韓国「第24回全州国際映画祭」インターナショナル・コンペティション部門 グランプリ
ドイツ「第73回ベルリン国際映画祭」フォーラム部門
日本「第23回 TOKYO FILMeX」メイド・イン・ジャパン部門
スペイン「第8回 Novos Cinemas」審査員特別賞
クロアチア「第16回 Subversive Festival」
ポーランド「第23回 New Horizon International Film Festival」
ブラジル「第47回サンパウロ国際映画祭」
香港「第20回香港アジア映画祭」
韓国「第1回 NamDo Film Festival」
オーストリア「第7回 JAPANNUAL」


映画『石がある』

日本/2022/104分/カラー スタンダード/5.1ch/DCP
監督・脚本:太田達成
出演:小川あん、加納土
稲垣創太、稲垣裕太、秀、瀬戸山晃輔、山下光琉
五頭岳夫、チャコ
プロデューサー:田中佐知彦、木村孔太郎
撮影:深谷祐次|録音:坂元就|整音:黄永昌|編集:大川景子|制作:遠山浩司|演出助手:中島光|撮影助手:安楽涼|コンポジット:片山享 |助監督:清原惟|スチル:柴崎まどか|音楽:王舟
製作・配給:inasato|制作協力:Ippo|配給協力:NOBO、肌蹴る光線|ビジュアルデザイン:脇田あすか|サイト制作:浅倉奏|宣伝:井戸沼紀美 |宣伝協力:プンクテ
特別協賛:株式会社コンパス|協賛:NiEW

コピーライト:©inasato

◆公式サイト ⇒ https://ishi-ga-aru.jp/
◆X(旧 Twitter) ⇒ https://x.com/ishi_ga_aru/
◆Instagram ⇒ https://www.instagram.com/ishi_ga_aru/

2024年9月6日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷、ポレポレ東中野ほか全国順次公開!