Joe Cupertino『RE:』
2024.06.19
release

アメリカ生まれのバイリンガルMC【Joe Cupertino】の8曲収録の新作「RE:」は、Lil’ Leise But Gold、鈴木真海子(chelmico)、Ole、環ROYが参加。古今東西、様々な音楽ジャンルを越境するこれぞ、Joe Cupertinoのオルタナティヴ・ヒップホップ。

Joe Cupertino本作の幕あけとなる「Stars」は、「RE:」全体のテーマである【再生】にフォーカスした曲。星が爆発を繰り返し、Joeの音楽も進化し続けることを表現。
歌詞に出てくるドライフラワーでは一度枯れたはずの花が新たな姿となる様を一種の「再生」として表した。
2曲目の「Ruby」は、Lil’ Leise But Goldを客演、Ryuju Tanoue(w.a.u)をプロデューサーに迎え、CDプレーヤーなどで見る「再生」に焦点を当てている。
続く3曲目の「わがまま」は、chelmicoの鈴木真海子を迎え、どこかノスタルジックなトラックに乗る歌は、わがままという本来自分本位な感情が年を重ねるにつれて減っていくことなのだろう。
Oleを迎えた「Soup」は、「わがまま」の対に当たる様な内容になっており、わがままを押し殺すことに対する感情を暗示する力強い言葉とライムで繰り広げられる本楽曲は自己嫌悪を乗り越え再生するために自分に檄を送るアンセムである。
5曲目の「Benidorm」は、心の中があらわに剥き出しになっていくような音楽だ。
環ROYを迎えた「再生」は、再生のテーマと日常の複製を表現。
日常的に見る光景は毎日どこか違って見えるところに再生を感じさせる。
7曲目「sadjoeaido」は、ペットとの死別を経験したJoeがペットの死後の世界をJoe目線で想像した世界を音楽に載せて伝えている。
そしてラストの「Destroy」は、 再生とは真逆の言葉である破壊を曲名にした。
再生の起点となる破壊にテーマを当てた楽曲である。
破壊の先にある再生を明示せず想像に任せる形で終わる2024年に発表予定の次回作への伏線となっている。
ミックス・マスタリングは、盟友T-Razor。
アートワークは、Satoshi Hori。
アーティスト写真は、Yohji Uchida。


Joe Cupertino 『RE:』Joe Cupertino『RE:』

2024.06.19 Release
Digital / JCP-005
Released by AWDR/LR2
https://ssm.lnk.to/RE_

01. Stars
Lyrics : Joe Cupertino / Music : T-Razor

02. Ruby feat. Lil’ Leise But Gold
Lyrics : Joe Cupertino, Lil’ Leise But Gold / Music : Ryuju Tanoue

03. わがまま feat. 鈴木真海子
Lyrics : Joe Cupertino, 鈴木真海子 / Music : T-Razor

04. Soup feat. Ole
Lyrics : Joe Cupertino, Ole / Music : Joe Cupertino

05. Benidorm
Lyrics : Joe Cupertino / Music : T-Razor, Seal Beats, Ganzy Beats

06. 再生 feat. 環ROY
Lyrics : Joe Cupertino, 環ROY / Music : T-Razor

07. sadjoeaido
Lyrics : Joe Cupertino / Music : Joe Cupertino

08. Destroy
Lyrics : Joe Cupertino / Music : Joe Cupertino

All Songs Mixed and Mastered by T-Razor


Joe Cupertino

カリフォルニア州クパチーノ出身の日本人ラッパー/トラックメイカー。
2019年より活動を開始し、2021年には自身のファーストアルバム「CUPETOWN」、2022年にはセカンドアルバム「SAD JOE AID Ö」をリリース。
同作品の先行リリース楽曲である「DOOR」は楽曲のクオリティと共にジャケット・デザインを「ひゃくえむ。」、「チ。-地球の運動について-」などで知られる漫画家 魚豊が手掛け話題となる。
音楽番組での活躍を期待される注目ラッパーとして特集されるなど、その勢いは止まらず、2023年四ヶ月連続配信シングルをリリースしている。
幼い頃から音楽に対しての愛が深く、それを還元するために自ら制作を始めた。海外での生活の経験も経て、人一倍いろんな文化に触れている分、様々な観点から日本語と英語を駆使した独特なフロウでラップをする。

https://twitter.com/joecupertino
https://www.instagram.com/joecupertino


Lil’ Leise But Gold

東京都出身のオルタネイティブR&Bアーティスト、シンガーソングライター。プロデューサーKMとは公私ともにパートナーであり、二児の母の顔も持つ。
幼少期から音楽のある環境に育ち、多種のジャンルをクロスオーバーしながら現在に至る。
2019年、シングル”(no)Reason”をリリースしアーティスト活動を始める。2020年5月にコロナ禍で制作したシングル”Aenaiya”を、2021年2月にはEP「Sleepless 364」をadd some labelsよりリリース。6月にリリースされたKMのアルバム「EVERYTHING INSIDE」にも参加し、WWW Xで開催された「KM EVERYTHING INSIDE LIVE」では初ライブながら圧巻のパフォーマンスで会場を魅了した。
また、日本とアメリカのカルチャーを繋ぐレーベルFrank Renaissanceのプロジェクト「A-Team’s Fables」や、シカゴ在住アーティストSen Morimotoのリミックスアルバムへ参加するなど活動の幅を広げている。2022年12月、ファーストアルバム「喧騒幻想」をリリース。

https://lilleisebutgold.lnk.to……nsougensou
https://www.instagram.com/lill……isebutgold


鈴木真海子

東京都出身。2014年にchelmicoとして活動スタートした後、 2017年にEP「Deep green」を鈴木真海子ソロ作品として発表。2021年に1stアルバム「ms」、2022年には、デジタルシングル「Come and Go」をリリース。STUTS / TOSHIKI HAYASHI(%C) / yonawo / PAS TASTA / idomなど、様々な作 品にも客演アーティストとして参加している。

https://www.instagram.com/____……_mmk______


Ole

東京出身のラッパー/映像監督。
映像と音楽をクロスオーバーさせ、自由自在に行き来しながら軽やかに自身を表現する。
2019年 シングル「Doller (beats by illmore)」でシーンに軽やかに参入。これまでシングル作品他、4枚のEPもリリース。
どこか気怠げながら、小気味良いスムースなフロー。自身にしか描けない唯一無二のライミングセンスで、独自の音楽感を発信し続ける。
映像監督「Takeru Shibuya」 としても活動。
PUNPEE「タイムマシーンにのって」、Kvi Baba 「TOMBI」、WILYWNKA & Brasstracks「Our Style」、唾奇×Sweet William「Let me feat. CHICO CARLITO」、VaVa「Mugen」など多くのHIP HOPアクトのMVを手がける。
また、MVに留まらずきゃりーぱみゅぱみゅ、PUFFY、KIRINJIなどのアートワーク/ライブ演出に至るまでその活動はシーンの枠に留まらない。

https://www.instagram.com/ole_……ru_shibuya


環ROY

1981年、宮城県生まれ。ラッパー、ビートメイカー。

https://www.instagram.com/tamaki_roy